新人看護師の中でも、特に地方から出てきた看護師はどんな人が多いのでしょうか。高校までは地元の高校に通い、看護学校に入るために東京に出てきたという人もいるでしょうし、看護学校までは地元の看護学校に通っていたが、就職の際に東京に出てきたという人もいるでしょう。いずれにせよ、そういった地方から東京に出てきた人が看護師になったときに、どんな看護師になるのでしょうか。大別すると以下のようになります。
1. スキルアップを目指して東京に出てきた人
2. 急に大金を手にして、生活が派手になる人
3. 東京という大都会に出てきたことに誇りを持つ人
4. 仕事人間になる人
のように4つに分けることができます。この分け方も大雑把なものですので、必ずしもこの4項目のどれかに全員が当てはまるわけではありません。しかし、だいたいこの4つの傾向があるのではないでしょうか。中には複数併せ持つ人もいるでしょうし、どれにも当てはまらないという人もいるかもしれません。しかし、この分類の仕方で大部分の新人看護師を見ていくことができるかと思います。
まず1つ目の「スキルアップを目指して東京に出てきた人」ですが、文字通り、東京という日本の中心で、最先端の医療技術に携わりながら看護師という仕事を全うしたいと考える人のことです。こういった考えで東京に出てくる人は少なくありません。看護師だけでは満足せず、専門看護師や認定看護師、助産師や保健師の資格取得を目指そうとする人もいるでしょう。、
2つ目は「急に大金を手にして、生活が派手になる人」ですが、これは特に地方出身者に多い傾向があります。看護師という仕事は同級生と比べると格段に給料が良いのが特徴です。今まで手にしたことのないようなお金を手にし、東京という様々な誘惑が渦巻く場所で、生活が派手になってしまう人がいます。
3つ目は完全に地方出身者にしかないことですが、「東京という大都会に出てきたことに誇りを持つ人」というのがあります。地方に住む人にとって、東京への憧れはかなり強いものがあります。その憧れの東京に出てきたということだけに満足してしまうというのも地方出身の新人看護師にありがちなことです。
4つ目は「仕事人間になる人」です。これも圧倒的に地方出身の看護師に多い傾向があります。理由は様々あります。もちろん仕事にやりがいを感じるという部分もあるでしょう。しかし、大半は東京で親しい友人が作れず、一緒に遊ぶ人といえば同じ病院の同僚だけという状況に陥った人が大半です。そういう人は東京での生活イコール病院での生活になってしまうのです。